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RADWIMPS SHIN SEKAIを観たか!?

 

RADWIMPS「SHIN SEKAI」より

2021年12月29日と30日に専用アプリ上で配信ライブを行う。新たな音楽体験「ROLE-PLAYING MUSIC」をコンセプトに、RADWIMPSの楽曲世界を旅することができるヴァーチャルライブ・エクスペリエンス「SHIN SEKAI」。それぞれ11時、16時、22時の3回計6回の予定。バーチャルパークシステム・VARPを使用して参加者はRADWIMPSの楽曲世界の主人公となり、世界中のファン達とともに新しい世界観を体感することになる。視聴には専用アプリ「SHIN SEKAI」のインストールが必要。(無料)

■ネタバレなしの感想

米津玄師が以前フォートナイトというゲーム内でライブを行ったが、参加していなかったので、今回がゲーム内ライブの体験は初である。

RADWINPSのSHIN SEKAIは率直に言って新感覚というワードに尽きると思う。アーティストも限られると思うが、世界観を大事にするタイプのアーティストであれば、ゲームに参加しながらライブを観るというスタイルが今後増えていくのではないかと感じた。

また、何より無料で体感出来るというのが素晴らしく、新規ファンの獲得にも繋がると思う。

まだ、最後の開催が残っているので、レビューは終了後更新します。下にセトリのみ載せておくので、気になったら22時の最後のSHIN SEKAIはライブに参加して下さい!

■ライブレビュー

ライブ開始時間前にゲーム内でアバターを作成し、待機ロビーに入場すると、開始までのカウントが表示され、「light the light」「夏のせい」が流れている。ゲーム内では自由に移動したり、ダンスジェスチャーをしたり、チャットをしてゲーム内の人と交流する事が出来る。

RADWIMPS「SHIN SEKAI」より

カウントが終わると松明を片手に砂漠に移動する。特に説明はないが、遠くに光の塔が見えるので、そこを目指して走り出す。流れている曲はロビーでも聴いていた「light the light」。頭上には満点の星空が煌めいていて、幻想的な雰囲気を醸し出している。

光の塔に近づくと退廃した街のような場所が現れる。そこで流れていた「新世界」はコロナ禍に制作された楽曲であり、「新しい世界を想像し、創造できるように」という願いが込められている。道路には瓦礫が散乱し、ジャンプしながら移動しないといけない。

塔の中に入ると「ココロノナカ」が流れる。ここまでは2020年9月に発売された「夏のせい」epからの3曲。もともとこのような公演をするために作られたのかは分からないが、ライブが中止になり、表現の場を奪われた世界でもRADWIMPSとしてどのようなことができるか考えていたのだろう。つくづく洋次郎の才能には驚かされる。天井には美しいステンドグラス、周りには過去に発売されたCDジャケットが近づくと現れる。

RADWIMPS「SHIN SEKAI」より

RADWIMPSの歴史が見られ、ファンには嬉しい演出。中央に巨大なメンバーの石像がある回廊にでる。回廊を上まで駆け上がると扉があり、「pushボタン」が表示され、みんなで押して外に出る。

外に出ると雲の中を落下していく。その中流れているのは「グランドエスケープ(洋次郎ver)」。まるで天気の子のワンシーンのよう。演出も歌詞と連動し、曲の最後には花火が咲き乱れる。

「スパークル」が始まるとライブ映像がスクリーンに映しだされた。この曲とその前のグランドエスケープは映画の主題歌になっているが今回の世界観とマッチしていると感じる。

「いいんですか」が始まると巨大なRADWIMPSのメンバーが出現し、ライブ映像がゲーム内のスクリーンに映しだされる。周りにはタコさんウインナーが。ここからは、自由にライブ自体を楽しむ演出のようだ。「jumpボタン」の所に「clapボタン」が出現し、押す事で好きな時に手拍子することができる。うまく曲に合わせようとするがなかなか合わないので、できれば押したと同時に手拍子出来るような改良をして欲しい点。曲の最後にはメンバーがアバターと同じ大きさになり、まるで自分だけに演奏しているような疑似体験ができる。メンバーの動きはモーションキャプチャを使用して今回のために作られた映像。

ライブ演出でテンションが上がった参加者に向けてご褒美かのように「DADA」が始まる。実際のライブでも人気のこの曲でも巨大なメンバーが登場し、スクリーンには歌詞が雪崩のように流れだす。曲の間はジャンプすると重力が1/10になったかのような動作に変わった。

ラストナンバーは「猫じゃらし」。開けた草原にスクリーンが現れ、そこに「UPDATES IN 2021 See you again soon!」という文字が映しだされている。このライブはこの曲で終わりなんだという寂しさとともに、来年またこのアプリでライブがあるという告知と取れる文字に期待してしまう。

終了後はロビーに戻され、最終公演後はカウントダウン表示も無くなっていた。しかし、まだロビー内でRADWIMPSの楽曲は流れていた。2021年のRADWIMPSの動きに注文したい!

■セットリスト(セトリ)

1.light the light

2.新世界

3.ココロノナカ

4.グランドエスケープ(洋次郎ver)

5.スパークル

6.いいんですか

7.DADA

8.猫じゃらし

■まとめ

私はあまりゲームをプレイしないので、オープンワールドで自由に移動するというだけで新鮮な体験でした。前半パートはライブを楽しむと言うより楽曲世界に入り込んで楽しむ、後半はバーチャルライブを楽しむような構成でした。今回の公演時間は1時間に満たないものでしたが、コロナ禍でライブ自体が規制されているこの時代、バーチャルライブが今後も増えてくる可能性を感じました。

ただ、RADWIMPSのように集客力も資金力もないアングラなバンドでも演奏・公演できるようにバーチャルフェスのようなものが今後開催されれば嬉しいです。

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